皆さん こんにちは!!
前回は酒米の現状についてご説明をさせていただきましたが、
今回は嬉しいお話し。酒米増産についてのお話しをさせていただきたいと思います。
さて、近年、日本酒を製造するための酒米が生産調整(減反)の対象になっている
という話しがありましたが、この度、お酒好きには嬉しい報告です。
農林水産省は2014年度以降、酒造メーカーなどの注文量に応じ
減反の枠を超えて増産を認める方針であることが、
関係者への取材で分かったとのことです。
吟醸酒など高級な日本酒が海外で人気を集め、
政府の輸出戦略品にもなっていることを踏まえた措置とのことです。
同省の方針を受けて兵庫県は既にプロジェクトチームを立ち上げており、
酒米の代表的品種「山田錦」などの増産に向け態勢の整備を図っています。
日本食ブームなどにより、近年、吟醸酒などを中心に日本酒の輸出量が伸びていますが、
一方で、輸出に積極的な一部の酒造会社では、山田錦などの酒米確保が思うようにいかなくなり、
生産量が拡大できずにいる現状があります。
兵庫県など酒米産地の自治体から生産拡大を求める声が上がっており、同省は酒米増産に向け対策を講じることとなりました。
酒米は食用米などと品種が明確に分けられています。
酒造会社の注文量に応じ翌年の作付け計画が決定されますが、これまでは減反の枠内で作らなければなりませんでした。
同省によると、14年度以降は、酒造会社の注文量が減反の枠を超える場合、農家が作付けできるようにするということです。
同省は今月末まで各地で開かれる生産者や酒造業者などによる情報交換会の場で増産の方針を説明しています。
同省の方針を受け、県は7月上旬、関係部局や神戸市、三木市、加東市などの山田錦産地の職員、
JA担当者らが参加する「兵庫県産山田錦増産プロジェクトチーム全体会議」を神戸市で開催。
生産拡大の迅速化を図り、水田のフル活用を推進する‐などとする意向を示した。県総合農政課によると、
14年度の県産山田錦は、13年度に収穫が見込まれる量の約1割増に当たる24万俵(1万4400トン)にしたいとのこと。
酒米の増産に向け、おいしいお酒がもっともっと日本以外の方々にも知っていただければと思います。
それでは。