皆さまこんにちは。
最近、とても気になる製品を見つけました。
セイコーエプソン株式会社が開発を進め2016年内の商品化を目指している、使用済みの紙を原料として新しい紙を生産する小型製紙機、PaperLab(ペーパーラボ)。
この「PaperLab」に使用済みの紙を入れてボタンを押せば、約3分で1枚目の新しい紙ができ、A4用紙の場合で、1分間に約14枚、1日8時間稼働させれば6270枚の紙を、オフィスで生み出せるそうです。
限りある資源である紙に新たな価値を与える。
プリンティングの先導企業であるエプソンが、紙を生み出す技術の開発に取り組むというのも、素敵ですね。
オフィス製紙機の実現する価値
・機密文書の完全抹消
文章を紙繊維にまで抹消するため、これまで企業が外部へ委託、または内部で裁断などしていた機密文書を外部に持ち出すことなく、情報を完全に抹消し、処理できる。
・アップサイクル
結合・成型プロセスをコントロールして、紙厚の異なるオフィス紙や名刺、色や香り付きの紙、様々な製紙が行える。
・水を使わない技術
一般的にA4の紙を一枚作るために、コップ一杯の水が使われているが、PaperLabは水を使わずに紙を作ることが出来る。
そのため、給排水設備のいらない、オフィスにも導入しやすい。
・CO₂排出量の削減
オフィスで紙の循環を行うことにより、紙のリサイクルプロセスがシンプルになる。
これは新しい紙の調達量を減らすとともにCO₂の削減ができる。紙の輸送が減ることで、トラックが排出するCO₂の削減効果も期待でき、その効果は杉の木133本分の年間吸収量に相当する。
※杉の木1本当たりの年間CO₂吸収量を8.8kgとして換算。年間9トンの紙を400km輸送する場合。
持続可能性を意識する活動や、エコに関するイメージは、「我慢するもの」ではなく「未来を損なわずに、今を楽しむもの」になっていくのかもしれません(^^)
スマートな活動で企業のイメージも上がりますね。
ワクワクできるエコ。とっても素敵です(^^)
ラック・インターナショナル株式会社