こんばんは
前回に引き続きアライアンスについて
私の勉強兼つぶやきとして受け取って下さい。
アライアンスによって得られるものは売り上げを上げる事だけではありません。
例えば、
仮に、売り上げが上がり、生産が間に合わなくなったとします。
すると新しい工場の増設をお考えになるかもしれませんが、
増設しないでもアライアンスによって他社の生産ラインを使うことも出来ます。
また、新商品のアイディアがあるけど生産出来ない場合でもアライアンスは有効です。
ある会社は金型を作っていますが、製品の製造販売はしていません。
アライアンスパートナーの大手企業が行っています。
金型を作っている会社は製造設備、販売ルートを持つ必要がありません。
この会社は社員5人で売り上げ5億の優良企業です。(実在します)
また、別の大手企業が技術の特許を侵害した場合、売り上げ5億の企業が訴訟を起こすのは、
金銭的にも、時間的にも大きなリスクです。
しかし、大手企業と組むことで、訴訟リスクにも備えることが出来ます。
アライアンスがもたらすメリットをまとめましょう
・欲しいと思っている新規顧客に即リーチ出来る。
⇒自力でやれば膨なコストをかけないといけないお客さんのリストを有する会社とアライアンスができれば、
無料で新規顧客を獲得することができます。
・新商品を開発しなくても売り上げを上げられる。
⇒信頼関係があるお客さんに新しい商品を投入すればさらに買ってもらえる状態にあるのなら、
お客さんに喜んでもらえそうな商品を持っている会社とアライアンスを組むことでアップセルを行うことができる。
・新興市場にリーチできる。
⇒リーチしたことのない顧客層に商品を紹介することで、ライバルの会社が全く届かない市場をつくり出すことができる。
ライバルが参入しようとしても多額の資金が必要になります。アライアンスによって既にお客さんを獲得しているため、
ライバルが必要とするコストがかからず、価格の柔軟性や魅力的なオファーを出すことで、後発のライバルに対抗できる。
・経営の負担を軽減できる
⇒固定費はバカになりません。毎月給料は確実にかかっています。
固定費を少なくすることで経営は安定します。
どの会社も優秀なスタッフを雇いたいと考えますが、採用して働かせてみないと分かりません。
ところが、アライアンスをすることで、優秀なスタッフだけの会社運営をすることができます。
社内には最小限のスタッフを採用し、あとはプロジェクトごとに専門家とのアライアンスを組めばいいのです。
・専門知識のある人と組むことができる。
⇒中小企業にとって、もっとも難しいのは優秀な人材の確保です。
欲しいと思うような人材がいる会社とアライアンスを組むことで、彼らの頭脳を使うことができます。
すでに実績のある専門家の力を借りることで一気にあなたの会社をジャンプアップさせられるのです。
・自社では賄えない設備を使うことができる。
⇒ファブレス、生産機能を持たないメーカーです。
NIKEは工場を持っていません。
すでに設備を有する会社と組めば、工場などの生産設備を拡大する必要はありません。
倉庫スペースが足りないのなら、アライアンス先の倉庫を借りることができればいい。
地方にオフィスを出す場合も、スペースをシェアできます。
長々となってしまいましたが、メリット盛りだくさんという事です。
あとは、アライアンスパートナーの選択と、そこへのアプローチ・提案次第だということだそうです。
可能性を感じるのであれば、試してみるのも良いと思います。